凸凹コンビ






「だな」



多分、本当に多分で何となくだけど…若菜は頬を真っ朱にしてる気がする

そんなに遊園地が嬉しかったんだろうか?

てか、もしかして熱あるとか!?

昨日風呂入って直ぐ寝たっぽいし…


心配になってきた…


「なあ若菜、お前熱でもあんのか…?」


「へ?なんで?」


「顔朱いし…」


「えっ!?嘘っ」


頬に手をあてて熱を確かめている


「だ、大丈夫、大したことない」


本当だろうか…
むしろ、さっきより朱くなってる気が…





「もう、あたしが大丈夫って言ったら大丈夫なの!」


これ以上は何を言っても無理そうだな




「最初はアレ!」


指の先には


「コーヒーカップ…?」


「そっ、乗ろ?」


「はぁ…分かったよ」



楽しそうだからいいか














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