大好きっ!!~告白編~
アタック
優子からそんなアドバイスをもらって1週間…は経ったかな?
まだ何もしていません。
「まこちゃ~ん、そんな無理して考えなくても大丈夫だって~ιちょっとは授業受けようよ。」
「だめ。あとちょっとで書けそうなんだから。」
そうなんです。
私は授業を受けずにずっと手紙の内容をノートに書いているのです。
そのせいか、先生達に『最近東藤は授業熱心だな。』
なんて感心されてたり…。授業なんて全く耳に入ってないのに。
でも、もうすぐ定期テストも近い筈たからなぁ~…
そろそろ授業に集中しないと。
う~…ん…
「うちも一緒に考えてあげようか?」
ほんと?!
「実は今まで何も言ってこなかったけど、少し考えてたんだよね。」
なに?!
ぜひ聞きたいっ!
「うそっ?教えて!くださいっ!」
「まぁ、手紙とは関係ないんだけど~…」
手紙を使わないでアタックする方法があるのか?だったらもっと早く聞いとけば…
「けんと話したんだけどね?」
けんも考えてくれたのか。
「うちら4人で何処か行かない?って…。まぁいわゆる、Wデート?みたいな。」
うんうん。Wデートね。いいんじゃない?福沢と遊びに行けるし、なんてったって、優子がけんと……