●×○×
そうして、アボカドカルピス(しつこいですね by廉)を買った。
李簾美は急いで家に帰り、母の秘書の笹木に事情を聞きに行きました。
家に着いたら、玄関には笹木がいました。
《笹木さんこと、笹木学(ささき まなぶ)は、笑美さんの会社の秘書で24歳です。若いですよ~。
そして、仕事はできるのですが表裏が激しい人です。母の前では、いい子ちゃんですよ。 みんなからも評判いいですよ。ケッ!》
「お帰りなさいませ、お嬢様。 俺のことそんな風に思ってたんですね。
まぁ、ほんとのことですけど、お嬢様に言われるとすごくむかつきますね。」
と毒舌を吐きやがった。怒りたいところだけど、
「あれ、なんで思っていたことをまさかうちゅ・・」
「では、なく声に出てますよ。はぁ~馬鹿ですね。」
くそ、言う言葉も見つからない。こいつにだけ絶対の口では勝てないな。
そうそう、こんなことしてる場合じゃなかった。
「笹木どういうことだ。」
「李簾魅、いつものように甘えた声で“学~”て呼ばないんですか。」
「言ってないだろ、誤解されるようなこと言うな。」
「まぁ、お嬢様イジメもあきましたし、本題をはなしますかね。」
くそっ、最初からそうしてくれればいいものを、まぁいい。
「笑美様の考えで、知り合いの全寮制の男子校に行かせようと言う事になったわけですよ。」
「なんで、全寮制の男子校?別に普通の共学の学校でも、それに全寮制・・・。」
「さぁ、理由はただ単に面白いからじゃないですか?」
「そんなことで男子校に入れるか、可愛い娘を?!」
「自分で可愛いとか言うなよキモイぞ。」
なっ、なんだと。まぁいい。
「コホン、しょうがない行くしかないか、でもそのかわり条件がある。
それをのんだら、会社の仕事とかちゃんとして学校にも行こう。」
「なんか上目線なのが、シャクですが、なんですか?」
「ふふっ、それは・・・。」
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