伝えなきゃ伝わらない。
何で怒られなきゃいけないの?

何で分かってくれないの?

それ位しか頭には無くて
ひたすら涙を流す事しか出来なかったんだよ。

その後はお母さんが戻ったら
すぐに甘えて、泣き疲れてたり
時間が時間だからすぐに
部屋で寝てた気がする。

でも慣れは怖いもので
気付いたらほっとかれても
たまになら平気になってく
自分が居たんだ。

きっと諦める事も覚えてたんだと思うけど…

だから後半には我慢もしたし
お母さんが楽しめるように
なるべく何でも良い子演じてた。

『今日の夜出掛けて良い?』
『うん、気をつけてね!』
『ありがとう。一応あやが寝る位までは居るからね。』

だいたいこんなやりとりが
出来る位になってたね。
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