もう一度、あの場所へ ~時間が止まったままの場所~


黒く地面につきそうなほど長いマントを着た「人々」が、楽しそうに食べたり飲んだりしている。


あたしが立っているところから、1メートル先にはもう見慣れたオレンジの光が左右に、1つずつ置いてあって、その先に黒いマントの「人々」がたくさんいる。



1メートル先は、何か別の世界に思えた。




黒いマントの「人々」は、決して、「人」には見えないから。
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