もう一度、あの場所へ ~時間が止まったままの場所~
美しい巫女 美千


『着いたよ』


見回した限りでは、周りで1番大きな建物だった。

「、、、ここ、、、ですか?、、」


『そうだよ、今は暗くてよく見えないと思うけどすごく綺麗なんだよ』


あたしはだまって、暗くてよく見えない建物を見つめていた。あの、、あの木々のトンネルを初めて見た時のように、なんていうか吸い込まれる感じ、、、、目が離せなかった



『行こうか?』



「はい」



建物のなかに入ると、たくさんのあのオレンジの光がつるされてて
とても明るかった


でも広いわりには、だれもいなくて空とあたしの足音だけが響いていた
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