もう一度、あの場所へ ~時間が止まったままの場所~
一歩、足を前に。


木々がザワつく


もう一歩、足を前に。


まるで、トンネルに吸い込まれるようにトンネルの中へ入っていった。


辺りは、日が暮れはじめていた。


買い物のことなんて、もう頭になかった。

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