sweet.strawberry

「梨乃!うん!!」


あたしは急いで帰る用意をする。



「じゃ・・・ごめんね?」


あたしの周りにいる人に謝ってもう廊下に出ている梨乃のもとへと行こうと小走りで教室を出ようとしたら・・・



ドン!


「きゃ・・・っ・・・」

「った・・・」


誰かとぶつかって尻もちをついてしまった。



「たたた・・・」


お尻をさすりながら見上げる。


「ごめん・・・大丈夫?」


そういって手を差し伸べてくれた。


「ぁ・・・すいません・・・

ありがとうございます・・・。」



差し出された手を軽く添えて逆の手で体を支えながら起き上がる。




「・・・こちらこそごめんな。大丈夫?」


「あ。はい。大丈夫です。スイマセンでした。」


あたしはペコリと頭を下げると教室を飛び出した。







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