sweet.strawberry
「あの子って・・・
たしか・・・」
走り去った女の子の顔を浮かべながら呟く。
そんな俺に後ろから
「はーるとっ!
帰ろうぜ!!」
と言って俺のカバンで俺の背中をたたく。
「ったいなぁ・・・」
軽く睨む。
「はは。ごめんって。」
コノ軽い奴は橋田彰。
こいつは・・・・
説明する価値なし。ってことで省略。
(ちゃんと説明してください・・・・。)
「ま。帰ろうぜ。」
俺のカバンを差し出してくる。
「そういやさ。さっきお前とぶつかった女の子可愛かったよな・・・。」
彰がうんうん頷きながら話す。
「あの子の名前ってなんだったっけ・・・
確か・・・・
浜・・・・」
「あぁ。浜松苺だろ?」
「“イチゴ”?!」