須山さんと瀬川くんの日常

ホッ




「・・・って残りの10%はどうなるの?!まさか学校に来て・・・」

『俺の予想だと山倉が学校に来た日が丁度週一の放課後集まりの日でお前と山倉二人きりでの教室掃除になるって感じ。』

嘘っ!

「例えその日に山倉くんが来たとしても掃除はサボって帰るよ!」

だってヤンキーなんでしょ?

それくらい私だって分か・・・―――


『いいやアイツはする。俺の勘が当たれば。』

「それはアンタの考えでしょ?私は山倉くんが掃除しないをとるから!」


どう考えても私の推測の方がただしいに決まってるじゃない!
あの優秀な瀬川でもこんな簡単なことを外すなんて可笑しいっ!


ふっふっふーー


「瀬川にギャフンって言わせてやる!ついでに肉まんとチョコパフェ奢ってもらうんだから!」

あー!山倉くんが学校来る日が楽しみ〜♪


『はっ、この俺が負ける訳ないだろ。俺が買ったら肉まんとコーヒー奢れよ。』
そう
鼻で笑いながらコイツは言った。

何コイツ!私に勝てる訳ないくせに自信満々に・・・!

「いーよ全然!アンタが勝てる訳ないし〜♪」


『それはこっちの台詞だ。精々馬鹿の勘が当たるよう祈るんだな馬鹿女。』


そう言って立ち去っていった瀬川。


ぜったい負けないんだから!あんな奴に負けっぱなしは嫌だもん!!




―― こうして私と瀬川の初バトル?となった―――――


――いや、バトルというより賭けでしょう――――――


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