貴方は私のこと好きですか…?


抱きしめたまま喋りだした。

「俺は千晃に苦しい思いばっかさせてた。いつも悪くないのに俺が悪いのに千晃が謝って。

ごめんな千晃。

今でも、千晃の事が好きなのに。愛してるのに。

なのに俺は…」

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


「もういいよ」

「えっ」

來斗君は体を少し話して私の顔を驚いた顔でみた。

「私は來斗君に、好き、愛してるって言われただけで十分幸せだよ。」

「千晃…。でも俺は素直になれな「それに!!」

「それに、名前。千晃って呼んでくれてる。」


ギュツ

來斗君が私をさっきよりもさらに強く抱きしめた。

「千晃。」

「なに?」

「お前DVうけてんだろ」

「えっ」

なんで知ってんの。

「黙ってないでなんとか言えよ」

知られたくない。

「…。」

「千晃!!」

來斗君の声が保健室に響きわたった。

その瞬間私は、殴られるとおもった。

「ごめんなさい、ごめんなさぃ!殴らないで!!」

「千晃!大丈夫だよ。殴らないから落ち着け」

來斗君はそっと抱きしめて背中を擦りながら、優しい声で言ってくれた。

落ち着きだした私は琢磨くんの事をすべて話した。

もちろん。來斗君に別れを言った理由やそれからの來斗君への気持ちも。



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