貴方は私のこと好きですか…?
抱きしめたまま喋りだした。
「俺は千晃に苦しい思いばっかさせてた。いつも悪くないのに俺が悪いのに千晃が謝って。
ごめんな千晃。
今でも、千晃の事が好きなのに。愛してるのに。
なのに俺は…」
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「もういいよ」
「えっ」
來斗君は体を少し話して私の顔を驚いた顔でみた。
「私は來斗君に、好き、愛してるって言われただけで十分幸せだよ。」
「千晃…。でも俺は素直になれな「それに!!」
「それに、名前。千晃って呼んでくれてる。」
ギュツ
來斗君が私をさっきよりもさらに強く抱きしめた。
「千晃。」
「なに?」
「お前DVうけてんだろ」
「えっ」
なんで知ってんの。
「黙ってないでなんとか言えよ」
知られたくない。
「…。」
「千晃!!」
來斗君の声が保健室に響きわたった。
その瞬間私は、殴られるとおもった。
「ごめんなさい、ごめんなさぃ!殴らないで!!」
「千晃!大丈夫だよ。殴らないから落ち着け」
來斗君はそっと抱きしめて背中を擦りながら、優しい声で言ってくれた。
落ち着きだした私は琢磨くんの事をすべて話した。
もちろん。來斗君に別れを言った理由やそれからの來斗君への気持ちも。