貴方は私のこと好きですか…?


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千晃は泣きながら話してくれた。

千晃が泣いてるのを見たのは初めてだった。

俺は千晃の気持ちを知った。

千晃はまだ俺のことを好きって言ってくれた。

それと琢磨って奴のはなしも。

「千晃、琢磨って奴の事好きか?」

千晃はゆっくりと頭を横に振った。

「じゃあケリ付けてこい、そうじゃないと千晃が壊れちまう。俺はそんなのたえらんねぇ。」

「でも、何されるかわかんない。」

「俺が守ってやる」

「…わかった」

ガラッ

「愛嬌さん。大丈夫?」

先生が帰ってきた。

「はい。」

「じゃあちょっと先生と話をしましょ。」

「…。」

千晃は言いたくなさそうだった。

「先生。今から千晃と行くところがあるんです。そこに行って千晃と笑顔で帰ってきます。」

「…。そう、頑張ってね」

この先生で良かった。そう思った。

「「はい」」

2人で返事をして保健室を出た。

そして俺たちは琢磨って奴の学校へ向かった。

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