貴方は私のこと好きですか…?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
千晃は泣きながら話してくれた。
千晃が泣いてるのを見たのは初めてだった。
俺は千晃の気持ちを知った。
千晃はまだ俺のことを好きって言ってくれた。
それと琢磨って奴のはなしも。
「千晃、琢磨って奴の事好きか?」
千晃はゆっくりと頭を横に振った。
「じゃあケリ付けてこい、そうじゃないと千晃が壊れちまう。俺はそんなのたえらんねぇ。」
「でも、何されるかわかんない。」
「俺が守ってやる」
「…わかった」
ガラッ
「愛嬌さん。大丈夫?」
先生が帰ってきた。
「はい。」
「じゃあちょっと先生と話をしましょ。」
「…。」
千晃は言いたくなさそうだった。
「先生。今から千晃と行くところがあるんです。そこに行って千晃と笑顔で帰ってきます。」
「…。そう、頑張ってね」
この先生で良かった。そう思った。
「「はい」」
2人で返事をして保健室を出た。
そして俺たちは琢磨って奴の学校へ向かった。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆