ワンダフルエラー

窒息ランデブー








「…はあ~…」

「こら、いい加減コタツから出てきなさいよ!」


ぱしんと、頭を真上から引っ叩かれて顔をあげる。そこには、生徒会メンバー書記の野村真帆が、腕を組んでたっていた。


「大体、生徒会室にコタツを設置するっていくらなんでも…」

「あああ、はい、ごめんなさい。で、何か御用でしょうか」


これ以上動かないでいれば、生真面目な真帆様からお叱りのお言葉を頂戴してしまうので、もそもそとコタツから這い出る。

目の前に手渡された報告書の束。


「会長、きちんと内容を確認してくださいね。今日中に」


溜息をついてデスクへと座る。

目の前に真帆も座って、なんだかんだと手伝ってくれる彼女は優しい。

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