砂時計
「特に変わったって感じないけどな…
髪型が変わったくらい?」
―〔そんなに変わった??
結構周りから、変わらないって
よく言われるんだ(笑)
何って事はないんだけど…
登録ありがとう〕―
正直、『何が』って言葉に焦りを感じた
何も思わずに打ってしまうと、よくこういう事がある
わたし…ダメじゃん
送信!!
布団に寝ころんでメールを待つ
今までに、こんなにドキドキメールを待つなんてことあっただろうか?
自然と笑いが零れてしまう
「ふふ」
こんなの、ただのキモチ悪いヤツって感じだけど
でも零れてしまったのはもう戻せない
それに一人だし…
また届いたメールを読んで、また私はメールを送信する
それを何度か繰り返し、『今日はもう寝るよ~。』と着たときは少しショックだった
でも、その次の行に書かれていた言葉に私は胸を躍らせた
―〔また明日メールする~!おやすみ〕―
ただそれだけ…
たったそれだけの言葉
だけど、私には輝いて見えるくらい
嬉しかった