Last.

美月の鳴き声が。




『美月か……!?』




そう言うと、押し殺していた鳴き声が受話器からもれる。





『美月なんだな…!?今どこに居る?待ってろ!行くから!』





“………○○○交差点。”





『わかった!そこから動くなよ?』





もう身体は動き出していた。





車を飛ばして向かう。





どうせ雨で、
服もびしょ濡れなんだと思う。





羽織わせるパーカーも準備した。













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