Last.


涙声で言うのは反則だけど、
どんな理由だっていい。




逢えたことが、何より奇跡だから。




『……迷惑じゃ…なかったかな。』





『美月のことを想って、眠れなかった。』





『…すごく迷ったの。ごめん…私ズルいよね…。』





美月の手を握りしめる。





『何があった…!?』





聞いてもいいよな…!?




『……家に戻っていいかな?優菜、もうすぐトイレの時間なの。』















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