Last.


『でも、美月……!?それ以前に、美月自身の幸せになる権利があるだろ……!?』





何もかも犠牲にしてるのは
美月の方じゃんか……。





『これは、啓吾を裏切った罰なの……。』





『裏切ってねぇよ。言っただろ?


俺らはそういう運命だったんだ。


そんなこと言ったら、優菜ちゃんが
可哀想だ。


必要として産まれてきたんだから、


美月だって、優菜ちゃんだって、


2人とも、幸せにならなきゃだろ?』





もう…アイツの手では、
美月を幸せには出来ない。





『…そうだね。』
















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