Last.


帰り道。





『俺ら、家族に見えるかな?』





真ん中に優菜ちゃんが居て、俺と美月は夫婦に見えるのかな。





『うん…そうだね。』





そう言って美月は立ち止まる。





しゃがんで優菜ちゃんを抱きしめた。





『ママ、優菜が一番好きだよ。』





『うん。優菜も好きぃ。』





『優菜、実はね、この人パパなんだ。』













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