Last.


あっけらかんと美月は言ってのけた。





優菜ちゃんはジーッと俺を見つめて
『パパ…?』と首を傾げた。





『そうよ。ごめんね、優菜のパパはちゃんと居るからね。』





美月がそう言うと、優菜ちゃんはニッコリ笑って『パパだぁ~!』って俺を指さした。





その満面の笑みに涙がこみあがる。





今日から、優菜ちゃんのパパになります。





しゃがんで目線を合わす。





『優菜ちゃん、待たせてごめんね。』
















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