Last.
小さな頭をなでると、『抱っこ~』と言って手を伸ばしてきた。
『優菜~甘えちゃってぇ。』
そう言いながら、喜ぶ俺と美月。
___優菜はきっと、パパを待ちわびていたの。逢いたくて仕方なかったのよ。パパだと知った瞬間ホッとしたんだと思う。その時が来れば、全て話すから。
あとで美月が言ってた。
その時が来れば……か。
2人で育てていこう。
胸張って、俺らの娘だって言おう。
美月と同じ分、愛していこう。