Last.
『…言ってくれんじゃん。』



館内に音楽が流れ出す。



『食事だ…。』



美月がそう言うと、廊下からパタパタ足音が聞こえてくる。



それぞれ食堂に向かうようだ。



廊下から出て、非常階段から下りる。



周りを警戒しながら、フェンスの扉に辿り着く。



『ココ、裏口だから。』



扉には錠前がかかっている。
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