Last.
理解ある館長の言葉に感謝した。



それから毎日来るたびに顔を覚えられ、美月の彼氏、と呼ばれるようになった。



美月は冷たく『彼氏じゃないし』と周りに言うが、部屋に入るなり甘えまくる俺に、満更ではなさそうに相手をしてくれる。



相当Sっ気な美月の顔つきが、たまらなく好きだった。



美月は、いとも簡単に俺の理性を崩してしまう。



何をしてても、どんな時でも。



唇を奪って、押し倒してしまいそうになる。



ほら、今日だって…。



名前を呼んだら振り向く美月を見て。



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