夕闇の旋律
「たしか、五月さん?」
そうだ、思い出した。
五月と書いてさつきと読ませる変な苗字の委員長だ。
「そうよ」
「いったい、どんな用で……」
「貴方、面倒なもの押し付けられたわよ」
「はい?」
「何もしないで進級ってのは寂しいな、って言った先生が、じゃあ何か創作をしてもらおうって言ったのよ」
「それで、サポート役に幼馴染である俺と、委員長である五月に白羽の矢が立ったわけだ」
「……要点だけをわかりやすくまとめてくれてどうもありがとう」
とりあえず皮肉らしきものを言ってみた。
「どういたしまして」
さらりと流された。
「って、なんだよ創作って!何すりゃ良いんだよ!」
「その声を使ってみたらどうかしら」
「え……」
「私は良く知らないけど、声には魔法が宿ってるんでしょう?それで、橋本くんはその魔法が使えるって聞いたことがあるわ」
そうだ、思い出した。
五月と書いてさつきと読ませる変な苗字の委員長だ。
「そうよ」
「いったい、どんな用で……」
「貴方、面倒なもの押し付けられたわよ」
「はい?」
「何もしないで進級ってのは寂しいな、って言った先生が、じゃあ何か創作をしてもらおうって言ったのよ」
「それで、サポート役に幼馴染である俺と、委員長である五月に白羽の矢が立ったわけだ」
「……要点だけをわかりやすくまとめてくれてどうもありがとう」
とりあえず皮肉らしきものを言ってみた。
「どういたしまして」
さらりと流された。
「って、なんだよ創作って!何すりゃ良いんだよ!」
「その声を使ってみたらどうかしら」
「え……」
「私は良く知らないけど、声には魔法が宿ってるんでしょう?それで、橋本くんはその魔法が使えるって聞いたことがあるわ」