導く月と花に誓う



ふわ…と、あくびをして再び机に突伏した時。



チャイムが鳴り響き、しばらくして担任が入ってきた。









その後、3教科のテストを終わらせたあたし達は体育館へ移動する。




始業式なんて、なんであるんだろうか。


ただ校長のながったらしい話を聞くだけなのに。





案の定、校長先生の話はみんなに届いているのか、わからないまま終わりを告げたのだった。











無事、最大の難関だった校長先生の長々しい話とテストを乗り切った頃には、もうみんなヘトヘト。






あたしはというと、もう魂が半分出ている状態。




そもそもテストの存在を忘れていた時点で終わりだ。






……本当は、このまま放課後のはずだったんだけど……





あたし達のクラスだけは担任から所謂“いい情報”がある、と言われ、教室で待機させられていた。














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