導く月と花に誓う
とりあえず二人で話し合え、と渋々な奈美を送り出し、あたし達は一息ついた。
「ラブラブでもあーはなるんだね」
「まあ、いろいろねぇ」
なんて、笑いあう。
「奈美、大丈夫かな?」
「大丈夫よ、あのバカップルは」
なんて言って、飛鳥は頬杖をついて、フォークを左右に振った。
「でもさ、今までこんなことなかったよね?」
「大丈夫だってー。
見てればわかるよ」
そんなこんなで。
朝食中ずっと心配していたあたし達(飛鳥以外)だが。
その結末は、その約1時間後に判明する。