導く月と花に誓う
たぶん、あたしの表情は、相当マヌケだろう。
ただ呆然と、見ているしかなかったのだから。
「どこへ姿をくらましたかと思えば…
こんなところにいたなんてな…
落ちぶれたもんだな、…お前も」
「結構なお言葉、ありがとうございます」
そう言って、ペコリ、と頭を下げる。
いや…褒められてないと思うんだけど…
「ふざけた事を言っていないで
さっさとこっちへ戻ってこい」
「いくら貴方さまのお言葉でも
それは了解しかねます」
二人の話なんて、あたしにはもちろん全くわからない。
「…なるほど、お前がそこまで引き下がらない原因は、その人間か」
と、言った、角男と目が合った上に指をさされた。
人を指さしちゃダメなんだよ。
「………」
「図星か」
ハッ、と角男は、鼻で笑う。
…なんかこのキャラ、
全体的に無理だわ…