幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
「あっ、ごめんね。勝手に部屋入って...」
「全然...いぃ。」
すると、陽希はゆっくりと起き上った。
「ダメだよ。寝てなきゃっ!!」
あたしは再び陽希を寝かせた。
まだ熱あるのに起き上っちゃだめだよね。
「陽菜...ごめんな。」
「なにが??」
「俺...いきなり熱出して...家送ってもらって..。」
...あの陽希が謝ってる。
ビックリだ!!
「何言ってんの。ほっとけるわけないでしょ??」
「....ごめんな。」
ハァハァとしんどそうに喋る陽希。
「なんか欲しいものある??」
「....陽菜が欲しい..。」
「なんの冗談ですか??」
陽希がアホみたいなことを言うので
おでこを触ってみた。
....また熱上がってるし。
変なこと口走る前に早く治しなさい!!
「....早く寝て。早く治して。」
「陽菜...早く帰れよ??....理性吹っ飛びそう。」
最後は何て言ったか、聞こえなかった。
「帰らないよ...。陽希が寝るまでね。」
そう言うと陽希は目を閉じて眠った。