幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
「ううっ...愛衣サマ!!ありがとぉ..」
あたしは差し出されたおかゆを
受け取ろうとした。....が!!
「熱、何度あったの??」
ヒョイとおかゆを引っ込められて
質問してきた。
「えぇ...っと...??」
何度??と黒いオーラを放ちながら
愛衣があたしを見つめる。
「さ...37度..だじょ??」
語尾噛んだっ!!
愛衣の顔が鬼に変わる。
「37度で倒れるわけないでしょっ!?ウソついてもダメっ!!」
見破られておりまするっ!!
やっぱ愛衣にはウソついても意味ない...。
「ぅりゅ...さ..39.5度ですた。」
あれ、日本語可笑しかった??
「さ、さ、39.5度!!??陽菜っバカ!?」
「そんな、バカって言われても
勝手に熱が39.5度になったんだから...。」
愛衣がワナワナと震えている。
火山が爆発する前みたいに!!!
「熱じゃなくて!!陽菜がバカなの!!
なんでそんな高熱出しておかゆ作ってんのよ!!」
ば、爆発したぁ!!
「愛衣!!落ち着いてっ。何か食べなきゃと
思ったから作ったんだよ??」
「だからって...なんで。そんなときはあたしを呼びなよ。」
「うん...。ごめんね??心配かけたくなくて...。」
すると、愛衣の目から大粒の涙があふれ出した。