幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子

「そうそう。元気なかったって言うか...陽希、
アンタまさか...手出してないわよね??」


ババァが俺をギロリと睨みつけながら聞いてくる。



まさか俺寝てる間になんかしたのか??

いやっ、したのかも...。


う~~んと唸りながら記憶の糸をたどるが
何も出てこない...。




「手出してないならいいけど...私たち今から仕事だから!!」


「ふ~ん。」


「ふ~ん。て...なんか「頑張ってね」とかないの??」


「うわ~キモッ。」



「小さい時は可愛かったのに...」とブツブツ呟くババァ。



「じゃぁ、陽太と遊...」


「あ~ムリよ!!」


間に入られた。まだ最後まで言ってねぇ!!



「ぼく今から遠足~~!!」



陽太がリュックを背負って、
ニコニコしながら俺に抱きついてきた。



「陽太...。遠足なのか??」


「うん!!えっとね....。
緑の丘..公園??緑がめ丘..公園??」


「緑ヶ丘公園だろ??」


陽太はそうそうと目をキラキラさせて言った。




くそっ.....!!可愛ぃなコイツっ!!

ん....??兄バカとか言うなっ!!





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