幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
「.....熱は大丈夫だよ。」
沈黙を破ったのはあたし。
さすがにあの状態のままじゃ恥ずかしいよ////
「あぁ、そうか。良かった。」
陽希はあたしの頬から手を離すと、
「学校いくか」と言って歩き出した。
あたしはそんな陽希の背中を見つめていると、
「陽菜??学校いくぞ??」
ボーーっと突っ立っているあたしを見て言った。
「え!?一緒に行くの??」
一緒に行っていいのかな??
「.....だって目的地は一緒だし。」
あたしは「そうか。」と納得して
陽希のもとへ走った。
「あの、おとといはありがとう」
あたしは隣で歩いている陽希に熱出した時のお礼を言った。
「ん。あぁ...////」
ん??なんか顔赤くない??
あたし熱移しちゃったのーー!?
「いや、移ってないから大丈夫。」
「そう??なら良かった......って何でわかったの!?」
エスパーかよ!!と心の中で突っ込んだけど
「.....口に出てるし。エスパーじゃねぇし。」
「え"口に出してた??恥ずかちーー////」
あたしは両手で顔を覆った。
「恥ずかちーーって」
.....あ。陽希が笑ってる。
指の隙間から陽希が笑ってるのを見た。
.....笑ってる顔も好きだな~。
....ってあたし変態発言要注意だしっ!!