幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
すると突然口調が変わる陽希。
「なにかあったら、真っ先に俺に知らせろ。」
いつもと違う真剣な瞳で言う。
「えっ、ぅ、うん....」
あたしは陽希の顔が見れなくなってパッと目を逸らした。
「.....陽~菜ちゃん」
「ぬぁんですか??」
あたしは名前を呼ばれて反射的に陽希の方を向いた。
ーベリッ
「ギャァッ!!」
「.......色気のある悲鳴を出せよ。」
だってだって!!
キスマーク隠してた絆創膏イキナリ剥がすんだもん!!
たしか前にもこんなことあったような...??
「.....キスマーク薄くなってやがる。」
「えっ!?」
陽希がボソッと呟いたので
遠心力で開くぐらいの勢いで鏡を取り出し首筋を見る。
「あ~ホントだ~!!これで絆創膏つけなくて済む!!」
良かった良かったと言う感じでいそいそと鏡をしまう。
「んっ!?どうしましたか??」
なぜか陽希との距離が縮まってるような気がしてならないのですが.....。
横を見ると陽希のドアップ。
それによりあたしの顔が赤くなる。