幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子

「.....なに可愛い顔してんだ。」


「え??なに言って...きゃぁ!!」



グイッと引っ張られて陽希の腕の中。

陽希はあたしをギュッと抱きしめる。



ひゃぁぁぁ/////

あたしの心臓の音聞こえちゃうよっ///

突然の出来事にアタフタしていると、




「.....まじ、あん時は焦った。」


陽希がホッとしたように呟いた。


「え??あん時って??」


あたしはわからなくて問いかけた。


「陽菜が熱出した日に....道端で倒れた時。」


「えっ!?あたし倒れたの!!??」



あ、そう言えば道歩いてたらクラクラして....

で、気づいたら陽希の部屋にいたっけ。



その間.....あたし倒れたんだ...。

そりゃ.....初耳だわさ。




「俺....陽菜になんかあったら....」


そう言って陽希はさらに抱きしめる。


「あの...心配かけてごめんなさい...。」


「謝るんじゃなくて、ありがとうだろ??」


「うん!!陽希ありがとう!!」


「ん。俺も看病してくれてありがとな。」



あたしは陽希の背中に手を回して、ギュッと抱きしめ返した。




あったかいな....。


あ、そう言えば熱出した時、
陽希に抱きしめられてる夢みたなぁ...。


あたしは嬉しくなってふふっと笑った。
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