幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子

ピンポン　パンポ～ン


「１のCの成瀬さん、至急担任のところまで来て下さい。」


た～ん～に～ん!!

あなたはKYですか??



「.....陽菜の担任って、アイツだよな??」


「うん...。行きたくない...。」


あたしはハァとため息をついた。



「俺と一緒にいたいから??」


陽希はニヤリと意地悪く笑う。

途端にあたしの顔は茹でダコに。


「ちっチガイマス!!担任がヤなの!!」


担任のところに行きたくないのはあるけど

ホントは陽希と一緒にいたいけどこの気持ちを隠すために精一杯否定してみた。



「んな全力で否定すんなよ。....口塞ぐぞ。」


「え"、息出来なくなるじゃん!!そんな大きな手で塞がれたら!!」



そうそう。陽希の手は大きいんだよね。

息出来なくなっちゃう!!



「天然.....手で塞ぐわけねぇじゃん。」



陽希が脱力した感じで言った。



「.....じゃぁ何で塞ぐの??」



あたしはキョトンとなった。

手以外に塞ぐものってあるの??

あっもしかしてハンカチ!?


それって誘拐するみたいじゃんっ!!



「......教えてやるよ。」




陽希はそう言ってあたしをグイッと引き寄せた。


そして、あたしの唇を.....



陽希の唇が優しく塞いだ。