幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
え、え、え、キス!!??
塞ぐ=キス!!??
「ん....は....るき////」
自分でもビックリするくらいの声が出て恥ずかしくなった。
キスはだんだん深くなっていく。
酸欠になると思い、酸素を求めて
少し開けた唇に舌が入ってくる。
陽希の熱い舌は、逃げても逃げても追ってきて離さない。
この体が溶けちゃいそうな甘いキスをもっと求めてしまう。
止めなきゃって思うのに止めないでって自分がいる。
陽希には彼女がいて、あたしは彼女にはなれないのに。
唇が離れると、陽希はあたしの首筋に顔を埋めた。
と、同時に甘い痛みがはしる。
そして陽希はゆっくりとあたしを見る。
「......塞ぐの意味解っ....陽菜!?」
陽希はあたしの顔を見るなりギョッとした顔になった。
「え....っ!?」
口の中にしょっぱい何かが流れ込んだ。
自分でも気付かなかった。
泣いてたなんて.....。
「.....わりぃ。そんなに嫌だったか??」
陽希がそっとあたしの涙を拭う。
その顔はとても寂しそうで.....。