幼稚園に行こう!!天然美少女☆狼王子
ボロッ
涙が....あたしの頬を伝う。
――っっ
「酷い、酷いよ――」
あたしの涙が子犬の背中におちる。
人間は勝手すぎる。
自分のことしか頭にない。
この子を捨てた人は、
小さな命がなくなっても
何も思わないんだろう....。
この子がなにをしたって言うの??
なにもしてないでしょう??
こんなの....あんまりだよ――っ
ポタポタと涙が溢れて止まらない。
「うぅ――――っっ」
大粒の涙が子犬の背中におちて行く。
すると、
子犬が突然目を開けて、
あたしの顔を見るなり登ってきた。
――――――――!!!!
子犬は...あたしの涙をなめた。
まるで、「大丈夫だよ。泣かないで??」と
言ってるかのように....
あたしはそのとき
――――あたしがこの子を育てる。
って決意した。