年下の彼氏〜翼story〜
「実はな、私立誠心学園の監督から、誘いがあってな。お前を育てたい、と。」




「はっ?誠心から誘い?ですか。…俺に?」 




「あぁ。お前にだ。夏の総体戦を観て、監督さんが育てたい選手だと言っている。もちろん、お前の気持ちが第一だ。高校でも、サッカーを続けていく気持ちがあるなら、誠心学園は、整った環境だと思う。まぁ、お前一人では、決められないことは十分承知だが、気持ちだけは聞いておきたい。」 




…いきなり、そんなこと言われても困るよな。そりゃあ、恵まれた環境でサッカーができるのは有り難いけどさ…。 




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