年下の彼氏〜翼story〜
母ちゃんに、挨拶を促されたけど、そんなのできるはずもなかった。 




平静を保つのがやっとで、何か、口にしたら、ボロが出そうで… 




サッカーボールを抱えたまま、俺は、何も話せなかった。 




三人で、俺の部屋に上がるときも、




先頭の俺は、後ろを歩くあの女(ヒト)が気になって仕方がなかった。




でも、後ろを振り返ることは、できなかったのだけど――。 



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