年下の彼氏
「コンコン」と、ドアをノックして入ってきたのは――



買い物帰りのお母さんだった。



「先生、こんばんは!留守にしてしまって、すみませんでした。
この子、ちゃんと勉強していましたか?先生にご迷惑などおかけしていませんでした?」



「あっ、はいッ!
翼くん、集中してよく頑張ってましたよ!」と、営業スマイルで答えた。



横で、翼くんは、クックックッと笑いを堪えていた。



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