年下の彼氏
「えっ?……私??」   


人差し指で自分の顔を指したら、翔くんはコクンと頷いた。



「そっ、美咲さん!
でも、俺なんて、全然、眼中にないって感じだもんな」 


「そうかもね。美咲は、年下と付き合ったことなかったし……やっぱ、無理なんじゃない?」    



優子までそんなことを――。 

年下を相手にしていないだなんて……そんなこと、あるわけないじゃない!



私は、翼くんだけなの。
翼くんだけが、特別なの――。 




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