年下の彼氏
……はぁ〜。
なんで、翔くんが一緒なんだろう?


よく分かんないけど……まっ、いっか!


家で、一人で悶々としているよりは……。 



「ねぇ美咲さん!ちょっと聞いてよ!」



「……ん、なあに?」



「翼の奴、今朝、すごい気合いの入れようでさぁ……」


と、身を乗り出して、笑いながら翔くんが話し始めた。


「めったに、仏壇に手を合わせることもないのに、今日に限って、ブツブツ唱えてんの。神頼みってやつ?見てて、すげぇ笑えたんだけど」




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