年下の彼氏
そして、自然と、話題は翼くんのことに集中した――。 



「翼さぁ、あんなんで実は、結構真面目だったりするんだよね」



「うんうん」と隣で優子が頷く。



「サッカーだって、俺の真似して始めたのに、いつの間にか、俺より上手くなってるし……。
兄貴としての面子もあるからカッコ悪いんだけど。でも、そんくらい真面目に練習やってたからな、あいつ!」    


「そうかもね」



アイスコーヒーの入った氷をストローでかき混ぜながら、優子も同調した。 




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