年下の彼氏
「やったじゃん!」



「うん…。ありがとう…。」 


「これで、もう何も心配することなんてないよ!」



自分のことのように嬉しそうに喜ぶ翼くんを見ていたら、次第に幸せな気分に包まれていった。



正直、おみくじの結果なんて、あまり気にしていなかった。



確かに、新年早々、気分は悪かったけれど。――でも、翼くんが合格することだけを願っていたから。



でも、私以上に翼くんが気に留めていてくれたなんて――。



嬉しいよ、翼くん。本当にありがとう。 



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