年下の彼氏
ようやく、意を決して握り締めた携帯を持つ手が、微かに震えたのが分かる。      


「……はい、もしもし?」   


「美咲ちゃん?俺、翼だけど。 今、合格発表を見てきたよ!」



「うん。
翼くん……私、どんな結果でも驚かないから。だって、今まですごく頑張ってきたの、私が一番よく知ってるから!だから……」





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