年下の彼氏
いったい、何なの?


このエロ兄弟は!!


こんなことばかり考えて――。


高いお金を払っているお母さんがものすごく気の毒。


翔くんの話は軽く一蹴して、二人でドラマの再放送を見ているときだった。



玄関がガチャリと音を立て、パタパタとスリッパを鳴らす音とともに、リビングのドアが開いた。



「遅くなって、すみませんでした!」と、お母さんが大きな荷物を抱え、帰ってきた。 



その後ろには、サッカーショップの袋を手に提げた翼くんの姿が見えた。




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