年下の彼氏
丁重に謝るお母さんの横で、なぜか、仏頂面の翼くん。


あぁ……やっぱり、この前の一件があったから翼くんも気まずいのかなぁ。



あんなこと言ったら平常心でいられないよね。



「それじゃ、先生、あとでお茶をお持ちしますから、よろしくお願いします!」


「わかりました」



時間も過ぎているから、ひとまず翼くんの部屋へ行くことになった。 



「翔くん、ココアごちそうさま〜!」と告げて。 



「いいえ、どういたしまして」


相変わらず、スマートな翔くんに笑みを浮かべる。



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