年下の彼氏
「何、にやけてんだよ!こっちは、マジで心配してんのに!」



「心配っていったって……本当に何もないしね。ただ、今度、勉強教えてって言われたけどね。それくらいだよ」



「だから――」



「えっ!?」



「だから……だから心配なんだよ。先生、無防備過ぎるから。たとえ、兄貴でも……」


「キャッ!」



いきなり、後ろから抱き締められ、翼くんの両手が、私の胸元で交差された。




< 67 / 300 >

この作品をシェア

pagetop