年下の彼氏
ここは、落ち着かなきゃ!

動揺した素振りなんか見せちゃダメ!


余計に、気持ちを煽ってしまうからね。


大人の余裕を見せないと。

ふぅ〜、っと大きく息を吐いた。 


「翼くん!こういうことは好きな女の子としてね。女の子はすごくデリケートだから、キスのときだって、男の子にリードしてもらいたいの。先生を練習台にしてるみたいだけど、ちょっと相手が違うかな」



と、優しく語り掛けるように話した。 



我ながら、“先生らしい”と思いながら、自分の言葉に酔い痴れた。 




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