ボーイズ
君とぼく
中学3年生の山崎優介(やまざきゆうすけ)は音楽の授業中ずっと時計を見ていた。
(あと10分・・・・)
「きーんこーんかーんこーん・・・・」
チャイムがなると優介はなるべく普通に見えるように教室に戻った。
教科書とリコーダーをしまい隣のクラスへ行く。
まだ授業中だったので廊下に立っていた。
「ありがとうございました~。」
教室のドアが開き次つぎに生徒が出てきた。
「優介!!」
「なおと!!」
渡邊直人(わたべなおと)が優介に抱き着いてきた。
「んー優介いい匂い。」
「やめろってなおと~。」
「お前らホモかぁ!」
クラスメイトにからかわれた。
「違うよばか!」
優介が顔を赤くしながら否定した。
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