ずっと大好き。
資料を捨てに行く時だった。
ゴミ箱の近くに誰かいた。
男だ。
ちょっとビクッとなった。
…泣いてる?
何でこんな場所で?
「スイマセン、そこゴミ箱なんで…。」
「あ、ここ?悪ぃ……」
何か泣きそうにない顔なのに泣くんだ。
意外だな。
資料を捨てて行こうとした。
その時だった。
腕をつかまれた
反射的にビクッとなってしまう。
「もうちょっとだけ居てくんねぇ?」
彼はそう言った
ちょっとだけ…
ちょっとだけその姿にキュンとなった