ずっと大好き。
そこからは話さなくなって、洸輔の家に着いた。
私はまずいなと思い謝ろうとしたが、
「…さっきの話なんだけどさ、…」
洸輔から話してきた。
「…別に話さなくてもいいからね?」
「話すよ。
外では話せねぇ話だから」
…どんな話なんだろう…?
外では話せないくらいなんだ。
「俺のもっとも愛してた人が死んだんだ。
なんてゆーか…俺の姉なんだけどな。
シスコンとか言うなよ?
血、繋がってねぇのに俺をここまで育てたのは姉ちゃんなんだ。
元々病気だったらしく俺に内緒でずっと…。
いきなり倒れて病院運ばれて病気だってこと知って、
それから毎日病院行ったけど…10日経った日…逝ったんだ。
…逝く前に
『○○会社に行って。
そこの社長さんと知り合いだから。
私、頼んでおいたよ。洸輔もそこで仕事頑張って!』
って言ったんだよ。
でも俺は行かなかった。
ずっと世話してた。でも…逝ったんだよな。
居場所がなくなった俺は会社に行った。
そこで美紀に会ったって訳。」
長っ!
でも…泣けた。
もう目から涙出てるし。
そっか…。
そんな大事だったんだ…。
会社に来た理由はお姉さんかぁ。
お姉さん、
洸輔に会わせてくれてありがとう。
感謝してます。