ずっと大好き。


そこからは話さなくなって、洸輔の家に着いた。


私はまずいなと思い謝ろうとしたが、


「…さっきの話なんだけどさ、…」


洸輔から話してきた。



「…別に話さなくてもいいからね?」

「話すよ。
外では話せねぇ話だから」



…どんな話なんだろう…?


外では話せないくらいなんだ。



「俺のもっとも愛してた人が死んだんだ。
なんてゆーか…俺の姉なんだけどな。
シスコンとか言うなよ?
血、繋がってねぇのに俺をここまで育てたのは姉ちゃんなんだ。
元々病気だったらしく俺に内緒でずっと…。
いきなり倒れて病院運ばれて病気だってこと知って、
それから毎日病院行ったけど…10日経った日…逝ったんだ。
…逝く前に

『○○会社に行って。
そこの社長さんと知り合いだから。
私、頼んでおいたよ。洸輔もそこで仕事頑張って!』


って言ったんだよ。
でも俺は行かなかった。
ずっと世話してた。でも…逝ったんだよな。
居場所がなくなった俺は会社に行った。
そこで美紀に会ったって訳。」



長っ!
でも…泣けた。


もう目から涙出てるし。


そっか…。
そんな大事だったんだ…。



会社に来た理由はお姉さんかぁ。
お姉さん、
洸輔に会わせてくれてありがとう。


感謝してます。



< 49 / 74 >

この作品をシェア

pagetop